『ちいさいおうち』
のどかな田舎に建っていた一軒家。
住人を見守り、季節によって移り行く景色を眺め
幸せに暮らしていたのに…
どんどん開発が進み
家の周りには道路や線路が走り
高層ビルが次々立ち
とうとう住む人もいなくなってしまいます。
でもなんとか取り壊されず
新たな田舎町へお引越しして
また住人ができ幸せに暮らす…
というお話です。
やさしいタッチの絵と
その絵の表情に、
とても惹きつけられます。
どんどん居心地が悪くなる
おうちの気持ちが
とてもよく描かれていて、
息子と娘も
どんどん感情移入していました。
そして、開発が進むことにより
街も人も味気なくなり
四季を感じることができなくなっていく
悲しい感じも
とてもよく描かれています。
田舎町を知らない子供たちにこそ
おすすめの本かもしれません☆